国鉄が解体され、JR各社へと民営化となる時点で苦しい経営が予想されていたJR北海道。その予想は見事に的中し、JR北海道は雪や大雨といった厳しい自然状況と、全道を張り巡らそうと建設が進んでいる高速道路などを筆頭とするモータリゼーションの進行などの要因によって、旅客輸送の需要減少に悩まされています。

そんななか、補助金をゆすりの種に、支給してほしいJR北海道は国から経営改善を強く迫られている結果、「極端に利用の少ない駅」の廃止を毎年のように実施をしています。

これらの駅は年間を通して100万円程度の維持費が必要とするJR北海道は、単純な掛け算の様に毎年春のダイヤ改正の時期に合わせて数駅の廃止を検討し、関係自治体との協議を進めているのが現状です。

ところで、地域交通の担い手であるJR北海道が不採算路線や駅の廃止を行う基準というものをご存知でしょうか。実は、JR北海道独自の基準と国の基準の両方がこれに関係しているのですが、今回はその両者について少し解説をしていきたいと思います。

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