山手線の電車の料金・運賃の求め方|JR解説シリーズ4

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東京駅から101~200キロの駅と、山手線内各駅との運賃。さらに山手線内のみに乗車するときの運賃は特例を使用して計算します。

前回

前回は大都市圏発着のときの運賃計算方法を解説しました。

まだ確認していない方は以下のリンクから解説を見ることができます。

また運賃計算には時刻表があると大変便利です。

まだ購入していない場合はこちらから購入してみてください。

今回のポイント

Point!

東京駅から101キロ以上200キロ以内の駅と山手線内各駅との運賃、ならびに山手線内のみを乗車するときの運賃は特別ルールで計算する。

Point!

東京駅からの営業キロが101km以上200kmまでの駅と、山手線内の各駅との運賃は東京駅からの営業キロまたは運賃計算キロによって計算する。

乗車券面は「東京山手線内から→○○」となり、山手線内のどの駅でも乗車・下車できる。ただし、山手線内の駅では途中下車はできない。

今回のポイントは以上の通りです。

少し解説をしたいと思います。

まず、山手線内だけを乗車する場合は、営業キロを「山手線内の運賃表(E)」に当てはめることで運賃を計算することができます。

また、「東京駅からの営業キロが101キロ以上200キロ未満にある駅」と、「山手線内の駅」の運賃は「東京駅」からの営業キロで計算をします

① 池袋から清水ゆきの運賃(山手線・東海道線経由)

東京‐清水間の営業キロは「169.0km」であり、池袋は山手内の駅であるから、池袋‐清水間の運賃は「本州3社幹線の運賃表(A-1表)」に当てはめて、3080円となる。

② 池袋から上野ゆきの運賃(山手線経由)

池袋‐上野間の営業キロは「8.9km」であり、通常の「本州3社幹線の運賃表(A-1表)」に当てはめると200円となるが、池袋‐上野間は山手線内のみを乗車となるので、「山手線内の運賃表(E表)」に当てはめて、170円となる。

例題で確認

さいごに例題で確認をしましょう。

例題 

「品川から烏山ゆき」の運賃を計算しなさい。ただし、経由は東海道線(東京)、東北線(宇都宮)、烏山線とする。

解答を開くを閉じる

東京‐烏山間の営業キロは「141.6km」であり、品川は山手内の駅であるから、品川‐烏山間の乗車券は「東京山手線内から→烏山」という表記になる。東京‐宝積寺(ほうしゃくじ)間の営業キロは「121.2km」であり、宝積寺‐烏山間の換算キロは「22.4km」であるから、東京‐烏山間の運賃計算キロは「143.6km」となり、「本州3社幹線の運賃表(A-1表)」に当てはめて、2640円となる。

次回

次回は大都市近郊区間の運賃計算を解説します。

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