先日、時間があったため以前から気になっていた、札幌―新札幌間で特急列車に乗車をしてみました。そこで、今回は札幌―新札幌間というJR北海道の特急列車の駅間の中でも短いほうだと思われる区間で特急に乗車してみた感想をご紹介していきたいと思います。
料金は?
最初に皆さんが気になるのは、札幌―新札幌間で特急列車に乗車したときにかかる料金だと思います。ずばり、料金は片道660円です!札幌―新札幌間の乗車料金340円と自由席特急券代320円を合算したものとなっています。ここで、北海道の鉄道に詳しい方ならば気づくことがあるはずです。
実は、この金額は快速エアポートの「uシート」を利用したときの金額よりも安いのです。「uシート」は指定席のため、単純な比較はできないと思いますが、「uシート」の指定席料金530円よりも安い金額でそれに近い座席に座ることができます。また、札幌―新札幌間で定期券を利用している方は、自由席特急券代の320円さえ払えば特急列車に乗車することができます。
乗車した感想
では、実際に乗車してみてどう感じたのかを紹介したいと思います。正直、この金額で特急列車に乗って快適に移動することができるのであれば、満足感はあります。特に、現在はコロナの影響もあり、特急列車は指定席・自由席問わず空いている状況なので、寒い中席取りのために駅のホームで待つ必要性もありませんし、ほぼ確実に座って移動することが可能です。
しかも、座席はリクライニング可能な座席のため、出勤前に満員電車で疲れたくないという方や仕事帰りに疲れた体を休めたいという方にはぴったりだと感じました。
改善してほしいところ
確かに、満足することはできましたが、少し改善してほしい点もあったのでご紹介したいと思います。
まず、千歳線の新札幌より先まで乗車する場合は快速エアポートの「uシート」よりも高くなる点です。新札幌駅までであれば、自由席特急券代は「uシート」に乗車するよりも安く済みますが、千歳などに行ってしまうと、自由席特急券代のほうが高くついてしまいます。
もしこれが、朝の手稲駅から札幌駅まで走っている「ホームライナー」のように、乗車整理料金で乗車することができれば、可能性が広がると感じました。快速エアポートと同じような停車駅で苫小牧まで通勤ライナーとして走らせれば、そこそこの利用は見込めると思います。また、朝の「ホームライナー」とは違い、もともと走っている車両を使うわけではないので、少し高くなってしまう可能性はありますが、200円から300円ほどで乗車することができれば利用者もそこそこいるのではないかと筆者は感じました。
もう一つ改善してほしい点は、ICカードを利用する際は少し面倒なことをしなければいけない点です。ICカードを利用する場合は、特急券を窓口の係員に渡して、改めてICカードで改札を通るということをしなければいけません。この動作は係員に「なんだあいつ」という目で見られそうなのであまりしたくはないですね。
まとめ
新札幌以外の駅へ向かう場合は少し料金が高くなってしまうことや、特急券を窓口の係員に渡す動作が少し煩わしいということを除けば、列車は快適ですし、寒い中座るために列車を待つ必要性が下がるので、「ホームライナー苫小牧」のような名称で実現をしてほしいと感じました。