前回、北海道フリーパスと青春18きっぷをご紹介しました。続編の今回は北海道&東日本パスをご紹介します。
前回の記事はこちらから読むことができます。
北海道&東日本パスとは
北海道&東日本パスはJR北海道とJR東日本に加えて新幹線の開通で第3セクターに移管された「青い森鉄道線」「IGRいわて銀河鉄道線」「北越急行線」にも乗車することができます。発売額は大人11,330円、子供5,660円です。基本的には普通列車や快速列車にしか乗車することができませんが、特定特急券を購入することで北海道新幹線の新函館北斗駅から新青森間に乗車することができます。また、特例区間として奥羽本線の青森駅から新青森駅間と石勝線の新得新夕張駅間は特急列車に特急券なしで特急に乗車することができます。
また、「北海道&東日本パス北海道特急オプション券」を別で購入することで、特定特急券を購入しなくても北海道新幹線の上記の区間と北海道内の特急が1日乗り放題になります。発売額は大人6,110円、子供が3,050円です。
おすすめの使い方
この切符は青春18きっぷの上位互換とも言える切符だと個人的は思います。値段は18きっぷよりも安価な上、「青い森鉄道」「IGRいわて銀河鉄道線」「北越急行線」に乗車することができるためです。特に「青い森鉄道」と「IGRいわて銀河鉄道線」を使用できることで行動の幅はかなり広がると思います。
ずばりおすすめの使い方は東北地方と北海道を周遊する使い方です。前半2日、3日のうちに青森まで向かい、次の日はフルで移動する覚悟でいましょう。北海道に移動する日は朝6時32分に新青森駅を出発する北海道新幹線の始発で新函館北斗に向かいましょう。そうすれば7時34分には到着することができます。そして、8時7分には函館に到着して朝市などを楽しむことができます。函館を13時53分に発車する北斗13号に乗れば、17時47分に札幌駅に到着し、18時30分のライラック35号旭川行き、20時06分に旭川駅を出発するサロベツ3号稚内行に乗り継げば23時47分に稚内に到着します。
そしてその次の日からは普通列車を乗り継いで南下していけば北海道の各地を満喫することができます。次の日は少しゆっくり起きて10時27分稚内発の名寄行きに乗れば名寄でタイミングよく乗り継ぐことができます。そのまま旭川まで戻った場合は15時55分に旭川に到着します。そのあとは留萌で夕日を見るのも楽しいですし、網走の方に向ってもよいと思います。ただし、列車のダイヤの都合上、網走までは到着できないのでそこは注意してください。
ちなみに、旭川から16時31分発の富良野行き普通列車に乗り、19時05分発の普通列車で19時49分東鹿越で代行バスに乗り換えて新得に向かいます。新得には20時54分に到着するので、21時03分発の列車に乗れば21時49分に帯広に到着することができます。
そのあとはある程度観光した後で飛行機に乗って戻ればかなり充実した使い方になると思います。
まとめ
北海道&東日本パスは18きっぷより安価で東日本エリアと北海道エリアを周遊できるので、ぜひそういった使い方をしてみてください。今回筆者が書いたルートはかなり移動が多いので、長時間の移動がつらい方は、時刻表を買って違うルートを探してみてください。