来年春のダイヤ改正で、1時間に4本の快速エアポートが増発され1時間に5本とする計画があります。
その中で朝の通勤帯と夜に「特別快速」を運行するという構想もあります。
そこで筆者は「特別快速」「エアポートライナー」の可能性を考察してみました。なおこの記事は筆者の考察であり、事実と異なる可能性があります。
エアポート増便について
まずは快速エアポートとエアポートの増便計画について少し整理してみましょう。
快速エアポートは小樽―札幌―新千歳空港を結ぶ快速列車です。札幌―新千歳空港間で普通運賃1150円(これはこれは2019年10月1日からの運賃改定後の価格、現行は1070円)で乗車できます。
また沿線住民の通学・通学需要が高いため、エアポート号といいつつも、空港利用客よりも沿線住民の方が多いというような状況も見られます。
快速エアポートの需要の高まりに伴い、JR北海道は毎時おおむね4本の運行を5本に引き上げが春のダイア改正で行われます。そのうち朝の通勤時間帯で札幌発の上り列車を2本、夜8時以降では下り列車を2本を特別な快速列車として運行することを検討しているそうです。
この特別な快速列車、略して「特別快速」の停車駅は、札幌、新札幌、南千歳、新千歳空港で、恵庭や北広島には停車しないとのことです。
特別快速エアポートライナーの可能性
筆者は以前から札幌と新千歳空港をさらに早く移動できる便を作るべきだと考えてきたために、この報道があり大変驚きました。
そして発想を飛躍し、「特別快速エアポートライナー」となる可能性があるのではないかと思っています。
というのも、指定席uシートは基本的に4号車に連結され、(一部先頭車ですが…)混雑時には指定席に座ることができないという状況が発生しています。uシートはシートピッチが広いことのほかにも、スーツケースなどを収納する棚があり、非常に便利なんですよね。(普通席には頭上に荷だながあるが、大きなスーツケースを収納する人は少なく、たいていは股の間に挟んで乗車をする観光客が多いといった印象です。)
また普通席はというと、これもまたひどい混雑具合で観光客、通勤・通学で利用する人、沿線住民などで大変混雑しています。観光客の多くは大きなスーツケースやお土産を買いこんで乗車するので、詰込み使用のロングシートを有する733系でも立つのも困難な具合だからです。
もっと快適に移動をしたいな
京急の羽田空港線とか仙台空港アクセス線のような電車がJR北海道にもあればなぁ
といった思いから「エアポートライナー」として既存の快速エアポートとは一線を画した列車が誕生するのではないかと思いました。
ライナーなので当然ライナー料金はかかりますが、ホームライナーと同様に一定の需要があるのではないかと思っています。というのも、指定席料金(520円)よりは安いからです。
しかし、ライナー料金を徴収するということは、サービスはしっかりしないといけないですよね。
たとえば、特急並みのシートであるとか。
そこで目を付けたのが、現在室蘭本線の室蘭までの特急すずらんの一部列車に充当されている785系。
もともと特急だったしシートはいい方だよね
そーいえば、昔はエアポートとしても運行してたよね
このような感じで785系がエアポートライナーとして運行される日も近いのでは。と思っています。