2021年2月10日にJR北海道からあるリリースが行われました。その内容は、「『SL冬の湿原号』の現状と今後について」というものでした。今回は記事の内容をご紹介したうえで、個人的な希望的観測を含めた考察記事を書いていきたいと思います。
JR北海道のプレスリリースはこちらからご覧ください。
20210210_KO_SL.pdf (jrhokkaido.co.jp)
ニュースリリースの内容
そもそも、上記に挙げたリリースにどのような内容が書かれていたかを皆さんはご存じでしょうか?内容としては、まず製造から80年が経過し、復活運行開始からも20年、前回の全般検査から8年が経過したC11-171号の修繕や性能の検査といった安全性能の確認を行う、ということが挙げられます。また、SLがけん引している、14系客車やカフェカーも発電エンジンの老朽化や車内設備の劣化から修繕が必要とされているという内容が書かれていました。
希望的考察
ここからは私の希望的考察をご紹介したいと思います。その内容とは、「SLニセコ号」を初めとした、北海道各地のSL列車の復活です。かつて、函館本線の小樽~ニセコ間では、SLニセコ号と呼ばれる臨時列車が運行されていました。また、他の地域でも臨時列車として、SLがけん引する列車が運行されていました。しかし、新型のATS-SNやATS-DNをSLに設置することが困難であったことから山線区間での運行は中止となり、以降は釧網本線のみでSLの運行が行われるようになっていました。
しかし、今回の改修作業を行っていく過程で、新型のATS-SNやDNの設置を行うことで山線区間を再び走行することができるようになります。実際に、北海道外で運用されているC-11型や同じく小型なSLのC-12型などはATS-SNを設置しているので、不可能なことではないと考えます。
まとめ
ここで書いた考察は、本当に私の希望的考察でしかないので、あまりあてにしないでもらえると嬉しいです。ただ、修繕の方向性として、このような可能性を示したいと思います。2021年7月28日のニュースによると、C11型は本格的な修繕作業に入ったようなので、今年の冬までのんびりと修繕が終わって出場してくるのを待つことにしましょう。