現在はコロナ禍でなかなか旅行ができる環境ではありませんが、コロナが収まったらぜひ体験してもらいたいJRでの旅があります。今回は、筆者がかつて行った行程を紹介したいと思います。
行先は、、、
気になる行先はというと、、、長万部です。あまりインパクトがあるようには見えませんが、これがなかなか楽しいものです。
どうやって貧乏旅行をするのか?という風になった方もいるかもしれません。それもそのはず、この区間は普通に切符を購入して往復すると、7,260円という貧乏旅行と呼ぶには豪華すぎる内容になってしまいます。ましてや、特急を利用すると9,020円がかかってしまいます。そんな時に役立つのが、青春18きっぷもしくは一日散歩切符です。青春18きっぷは、1日当たり2,410円、一日散歩切符は1日当たり2,540円で利用することができます。
ただし、これらの切符は、発売期間が限定されているので注意が必要です。青春18きっぷは年ごとに利用期間が変わるので、JR北海道の公式サイトでチェックしてください。下記のボタンからJR北海道のおトクなきっぷのページに移動することができます。一日散歩切符は土休日のみの発売となっています。
移動の行程は、、、
気になる行程ですが、意外にも早朝から移動する必要はありません。小樽10:53発の倶知安行き普通列車に乗車できれば問題ないので、一番遅い場合で札幌駅10:12分発の小樽行き快速エアポートに乗車できれば、10:46に小樽駅に到着するので間に合います。倶知安には12:10に到着し、12:35発の長万部行き普通列車に乗り換えます。そして、長万部には14:08に到着します。
ちなみに、列車内で軽く昼食を食べたいという方は、小樽駅の構内にある「なると屋小樽駅店」で売っているおにぎり(2個入り290円)がおすすめです。ほんのりと香るしょうがのにおいがとり肉の風味と相まって、どこか安心する味わいを作り出しています。下記のようなパックに入って売られています。
話が少しそれましたが、長万部に到着したら、海鮮系が食べられる方はすぐに駅前にある「かにめし本舗 かなや」に向かってください。理由としては、かなや本店は16:00に閉店する上、かにめしは売り切れてしまうこともあるためです。ちなみに、事前に連絡をすれば取り置きをしてもらえるようです。かにめしは1つ1,093円となっています。筆者は比較的涼しい季節に行くことが多いため、ここで購入したかにめしを帰りの列車で夕飯として食べます。暑い季節に行く方は、保冷バッグなどがあるといいかもしれません。
帰りの列車は、長万部16:38発もしくは、20:00発なので、どちらにせよ時間があります。さて、どうするか、、、筆者と友人は頭を悩ませました。
長万部温泉がおすすめ!
悩みに悩んだ末、筆者と友人は長万部温泉という選択肢を発見しました。長万部温泉という響きにあまりなじみがない方も多いかもしれません。昭和30年にできた温泉街で、比較的新しいということができるかもしれません。(定山渓温泉や登別温泉が戦前から存在しているため。)長万部温泉には、7軒の温泉旅館が軒を連ねており、駅からは徒歩で約10分から15分で到着します。
我々は丸金旅館に訪れました。日帰り料金は大人500円でシャンプーやボディソープは完備されていました。また、小規模ながら露天風呂も備え付けられており、かなり快適性は高かったように思われます。
帰路へ、、
帰りの列車は上記のように、16:38発小樽行きもしくは20:00発小樽行きの2つがあります。前者は最速で20:42に札幌に到着することができます。後者は23:54に札幌到着となります。到着時に購入したかにめしを食べるのを忘れずに、、、
かにめしには、ほぐされたカニと食感のアクセントにタケノコが入っています。木箱に入っており、昔ながらの駅弁といった風貌ですね。かつては特急北斗の車内でアテンダントさんに言えば、積み込みのものを購入できたのですが、現在ではできなくなってしまいました。かにめしの味はというと、さっぱりとしつつもカニのうまみが良く出ています。これで味を想像できない方はぜひ実物を味わってください。
まとめ
以上のように、青春18きっぷや一日散歩切符を使えば、移動費を削減しつつ、日帰りで貧乏旅行を楽しむことが可能です。ここまで書いてきた行程をすべて行っても、5,000円ほどで済ませることができるため、比較的気軽に旅行に行くことができると思います。もし、コロナ終息後に貧乏日帰り旅行をしたいと思ったら、この行程を試してみてはいかがでしょうか。