100均/ダイソーの500円コーヒーミルは評価、評判は?徹底レビューしてみた

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100円ショップ、通称100均には多くの製品が並んでいる。しかし100均のダイソーでコーヒー豆を挽くコーヒーミルが500円で販売されていることは知っているだろうか。今回はこのコーヒーミルを徹底的にレビューしていきたいと思う。

今回紹介する商品

ダイソー手挽きコーヒーミル

今回紹介する商品は大手百円ショップのダイソーが500円で販売している「手挽きコーヒーミル」というものです。

家の近くのダイソーで見つけて思わず衝動買いをしてしまいました。

ダイソー手挽きコーヒーミルの外箱

こちらは外箱のスキャンイメージです。これによるとこの商品の特徴は2つで、

  1. ハンドルを縮めることができ収納に便利
  2. コーヒーの挽き具合(粗さ)をダイヤルを回して簡単に調整できるということ

となっていますが、実際のところはどうなんでしょうか。

やはり「安かろう悪かろう」なのかどうか詳しく見ていきたいと思います。

実際に使ってみてコーヒーを入れてみた

使い方と挽き具合の目安(外箱によると)

ダイソー手挽きコーヒーミルの箱の説明

外箱によるとこの手挽きコーヒーミルでコーヒー豆を挽くには4つの段階のみが必要であり、簡単に使うことができそうです。

ダイソー手挽きコーヒーミルの箱の説明

またスキャンの設定が甘かったせいできれいに画像化することができませんでしたが、以上のように5段階の粗さで豆を挽くことができるそうです。

実際の豆の挽き具合は後程言及します。

実際の製品と使い勝手

製品の実際の特徴と考察

ここからはあくまで一個人の見解で話を進めていけたらと思っています。

ではこちらが開封後の写真です。実際は丁寧に梱包されていましたが割愛。

ダイソー手挽きコーヒーミル

こちらが製品上部の写真です。

このようにハンドル(持ち手)の部分を収納することができるのでミルを収納する際には重宝しそうです。

また画面中央のopenとlockの向きに従って回転させると豆を入れることができます。

手挽きコーヒーミルの上部

ハンドルを組み立てるとこのようになります。

手挽きコーヒーミルの全体図

こちらはミルの部分です。

写真では少しわかりにくいですが、ダイヤルの矢印を回すことで粗さを5段階で調節します。

半ば強引に中間点でダイヤルを止めることもできそうではありますが、ミルを回している間で戻ってしまう感覚があったのでやめておいたほうが無難。

手挽きコーヒーミルのミルの部分

実際の挽き具合の検証

では早速、実際のコーヒー豆をダイソーの手挽きコーヒーミルで挽いてみたらどうなるのか検証していきましょう。

また今回は大変申し訳ないのですが、検証に使用できるコーヒー豆が少なかったため「極細弾き」「中細挽き」「粗挽き」の三段階(一番細かい・真ん中・一番粗い)での検証となってしまいました。

さらに中細挽き(真ん中)でのコーヒードリップを行うため豆の種類と量がほかの2つと異なっているので注意してください。

手挽きコーヒーミルでの挽き具合の検証の様子

ではいきなり極細挽き中細挽き粗挽きの挽き具合をご紹介します。

ダイソー手挽きコーヒーミルでの極細挽きと中細挽きと粗挽きの挽き具合一覧
一番上が中細挽きで、左側が極細挽きとなっており、右側が粗挽き

一番上が中細挽きで、左側が極細挽きとなっており、右側が粗挽きとなっています。

ダイソーの手挽きコーヒーミルでの極細挽きの挽き具合

まずこちらは極細挽きです。

全体的にきめ細かく豆が挽けているといった様子でこちらは及第点かなと思います。ただ、コーヒー豆の薄皮の部分が残ってしまっていたり、一部挽けていない部分があるのは残念です。

また一般的にどのミルでも極細挽きはだいたい整って挽くことができるのでさらに検証が必要です。

ダイソーの手挽きコーヒーミルでの中細挽きの挽き具合

次にこちらは中細挽きの挽き具合です。

なんというか全体的にバラバラですね。(笑)

すべての豆を中細挽きで挽いたという感じよりかは、中挽き~粗挽きで挽いた豆と極細挽きで挽いた豆を合わせている感じが否めません。

しかし500円のミルということを考慮すると十分な性能なのではないでしょうか。

ダイソーの手挽きコーヒーミルの粗挽きの挽き具合

こちらは粗挽きの挽き具合です。

なんとまあ、私はいつこのような粗さで挽いた豆を使うのか皆目見当もつきませんが。

真の「粗挽き」というところでしょうか。

一般的にコーヒーミル(特に手引き式)は粗く引くほど豆の挽き具合の均一性を保つことが難しいのですが、こちらはもう豆を挽くということをあきらめて、豆を細かく砕いたという感じのほうが近いでしょう。

まあ、こんな挽き具合の豆を使う機会のほうが少ないので問題なさそうですが、外箱の表記とは大きくことなっていますね。

実際にコーヒーを中細挽きで淹れて飲んでみた

では次に実際にコーヒーをドリップしてみたいと思います。

検証に使用した器具はこちら。

検証に使用した器具類

左からハリオv60のドリッパーと専用フィルター、その横がダイソーの手挽きコーヒーミルで、その右は見にくいですが、ハリオの500mlビーカーでいつも少量(1~2杯程度)のコーヒーを淹れる際に使用しています。そしてカリタのハンドドリップケトルです。

個人的にはカリタのケトルのほうがデザイン性に優れていると思っています。

一応今回使用した私のお気に入りのコーヒー器具のリンクを張っておきますので興味がある方はチェックしてくださいね。

ちなみにハリオのサーバー替わりにしているビーカーは筆者のお気に入りです。(デザインが非常によくおしゃれなのと、水や氷を図り取る際に非常に便利だからです)

こちらはドリップ風景

コーヒードリップの様子

完成しました!

コーヒードリップの様子

飲んだ感想

飲んだ感想としては思っていたよりも薄かったということです。いつもと同じような水の分量、蒸らす時間、豆などをそろえましたがやはり薄かった。そして挽き具合が均一でなかったせいか、やや雑味が。

これはおそらく思っていたよりも粗く引いてしまったからでしょう。

もっと細かく挽けば均一に豆を挽くことができ、雑味のないコーヒーに仕上がったのかなと思います。

一通り使用してみてわかった良い点・悪い点

ごめんなさい。メリット、デメリットを紹介するまでに結構時間がかかってしまいました。

ここからは一通り「ダイソーの手挽きコーヒーミル」を使用して分かったメリットとデメリットを上げていきたいと思います。

メリット(良い点)

この製品の良い点(メリット)として以下の点があげられると思います。

GOOD

  1. 価格が魅力的
  2. ダイヤル設定で挽き具合を調節できるので毎回ほぼ同じ味を楽しむことができる
  3. ハンドルの収納が可能でコンパクトに収納可能

やはり大きなメリットとしては価格が安価であることでしょうか。

またダイヤルで視覚的に挽き具合を調節できるのも高評価ポイントかなとおもいます。このおかげで毎回挽き具合が異なるといった事態を防ぐことができ、毎回同じ味を楽しむことができるからです。

デメリット(ダメな点)

今度は悪かった点を挙げてみようと思います。

BAD

  1. 駆動が悪い
  2. ハンドルが小さく回すのにつかれる
  3. 大きなハンドミルとは異なり挽き終わるまでに時間がかなりかかる
  4. 20gほどしか豆を投入できず、また入れにくい

残念だった点としては以上を挙げたいと思います。

まず、駆動性が悪いというのは、ダイヤルを回す感じやハンドルを回す感じがなめらかではなくぎこちないという意味です。

ハンドル部分の機構

これはハンドル部分の作りの画像で、持ち手となるつまみとハンドルがねじで固定されているのがわかると思います。

特にこの部分の駆動が悪く、呉556などの潤滑油を塗りたくなるほどでした。

またハンドルの半径が短いので挽くのにかなりの速さで何回も回す必要がありましたが、これはスペースとの兼ね合いなので仕方ないところではあります。

三点目としては豆の投入量が少ないということとやりにくいということです。

ミルに豆を投入した様子

ご覧の通り豆20gでこの様子です。

コーヒーを1,2杯程度飲む分にはさほど支障がありませんが、3,4杯以上飲む場合はこのダイソーの手挽きコーヒーミルだと厳しいと思われます。

また豆を投入するときも注意が必要です。

ミルの豆を投入する瞬間の様子

このように投入口の周りに囲いがないため結構な確率で豆をこぼしてしまいます。

(筆者の撮影をしながら豆を投入したためかなりこぼしました)

以上が使ってみてわかった良い点と残念な点です。

当サイトおすすめのミル

ではどんなコーヒーミルを使えばいいのかと疑問に思われた方も多いと思います。

https://tabi-plus.com/2020/03/14/【最新】おすすめ電動コーヒーミル%ef%bc%93選を徹底解/

こちらの記事でおすすめのコーヒーミルについては紹介していますので合わせてご覧ください。

まとめ

最後になりましたが、ダイソーで販売されている「手挽きコーヒーミル」は500円という安さで購入することができるコスパの良いコーヒーミルとなっています。

しかし中にはやや改善を要する点が見受けられるため「初めてのミルを探しているかた向けの商品」といえるでしょう。

もうすでにミルを持っている方や、一度に多くの豆を挽きたいかたなどはプラス4~5千円程度でコストパフォーマンスの良い電動ミルなどを購入することができるのでそちらを検討するとよいかもしれませんね。