ラテンアメリカって何?|ラテンアメリカ地誌1

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ラテンアメリカの概観

まずはラテンアメリカと南米大陸の言葉の違いを学習しましょう。

「北アメリカ大陸」はカナダ、アメリカ、メキシコの3国のみであるのに対し、「ラテンアメリカ」はメキシコ以南の国が含まれます。

ラテンアメリカに対する言葉は「アングロアメリカ」でカナダとアメリカしか含まれません。

このような言葉の違いは「地域分類の方法」によるもので、地形で区別するか、民族・文化で区別するかということです。

ラテンアメリカはラテン民族(スペイン・ポルトガル)が開発・支配をしていたためラテンアメリカと呼ばれているんですね。

ラテンアメリカに含まれる国と場所

次にラテンアメリカに含まれる国とその位置を白地図で確認しましょう。

まず、背景の色が白の国は独立国を意味しています。独立国とは簡単に言うと「固有の領土・国民・対内外的な主権を持つ国」のことです。例えばブラジルやアルゼンチン・メキシコなど多くの国がこのタイプです。

その次に背景が緑色の国は( )内の国の領土であることを示していて、独立国ではありません。例えばプエルトリコはアメリカの準州の扱いなのでプエルトリコ共和国とは言いません。

ちなみにプエルトリコではアメリカの準州であることに起因して「プエルトリコ問題」という問題があり、これに起因して差別なども起こっているなどアメリカ本土では何かと話題になる地域であることは覚えておきましょう。

背景が黄色の場所は有名な場所などを表していて、国ではありません。

そして最後に確認してほしいのが「赤道の位置」です。メキシコなんかには通っていませんし、南アメリカ大陸にも北半球に属する国はありますよ。

では次に「中部アメリカ(メキシコ周辺)」と「南アメリカ大陸」の二つの地域に分けて詳しくそれぞれの地域の特色についてみていきましょう。

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